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さくら染めの色2 きれいなピンクの秘密
さくら染めのストールや帯揚げをお求めいただいた方から「どうしてこんなにきれいなさくら色が出るの?」というご質問をいただくことがあります。
また薄いグレーに染められた桜染め、他の染料を組み合わせた桜染めをご覧になられたことのある方もいらっしゃるかと思います。
当店で販売しているさくら染めのピンク色は、桜の花が咲く前の枝が蓄えている色素があってこそのもの。
染めをお願いしている七字良枝先生は「できるだけさくらのイメージに近いピンク色を」ということで、ほんのりとした、儚いさくらの花のイメージに近い色を染めてくださっています。
(商品により色あいは異なります。)
桜の開花予想と相談しながら枝を切るタイミングを決め、煮出すのに1週間はかかるのだとか。
桜の花が咲いた後など、時期を問わずに桜の枝で染めたものはピンクにならず、グレーに染められたものはそうした枝を煮出して鉄媒染をしたものなのだそうです。
そして桜が咲く前に染めた場合もきれいで適度な濃さのあるさくら色に染めるのは難しいそうで、他の染料と組み合わせた"さくら染め"が作られることもあるようです。
(そもそも草木染めは何パーセント以上草木染め染料を使ったら"草木染め"と称して良いというガイドラインはないそうです。
また、100%桜の染料でなくても、他の染料を組み合わせたものでも"桜染め"と言うことができます。)
褪色や色落ちの心配がないように化学染料を加えるのも1つの手段ですが、草木染めならではの色のやさしさを損ねず、色が褪色したとしてもそれも味わいのうち。
そしてそれを染め変えることができるのも草木染めならではの魅力と考えています。
(
草木染めコーナー
の商品は化学染料を使っておりません。)
他の染料の赤やピンクで補うことなく、桜の枝から花が咲く前のパワーと色素を写し取ったこのさくら染め。
同じ染液で同じ作業をしても染める生地の織り方や厚みなどによって色味の出方は異なりますし、その年の枝のコンディションもあるのだと思いますが、昨年と同じ生地に一定して同じような美しい色に染めてくださるのはさすがだなぁと私どもも感心しております。
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